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標準ライブラリの使い方

Pythonの標準ライブラリは、豊富なモジュールとパッケージを提供しており、さまざまなタスクを効率的に実行するためのツールを提供します。ここでは、いくつかの主要な標準ライブラリの使い方を紹介します。

osモジュール

osモジュールは、オペレーティングシステムとのインターフェースを提供します。ファイルやディレクトリの操作に便利です。

import os

# カレントディレクトリの取得
current_dir = os.getcwd()
print(current_dir)

# 新しいディレクトリの作成
os.mkdir("new_directory")

sysモジュール

sysモジュールは、Pythonインタプリタとの対話を提供します。コマンドライン引数の取得や標準入出力の操作に使用されます。

import sys

# コマンドライン引数の取得
args = sys.argv
print(args)

# プログラムの終了
sys.exit(0)

datetimeモジュール

datetimeモジュールは、日付と時刻の操作を提供します。日時の計算やフォーマットに便利です。

from datetime import datetime

# 現在の日付と時刻の取得
now = datetime.now()
print(now)

# 日付のフォーマット
formatted_date = now.strftime("%Y-%m-%d %H:%M:%S")
print(formatted_date)

jsonモジュール

jsonモジュールは、JSONデータの操作を提供します。データのシリアライズとデシリアライズに使用されます。

import json

# PythonオブジェクトをJSON文字列に変換
data = {"name": "John", "age": 30}
json_str = json.dumps(data)
print(json_str)

# JSON文字列をPythonオブジェクトに変換
parsed_data = json.loads(json_str)
print(parsed_data)

標準ライブラリを活用することで、外部ライブラリをインストールせずに多くのタスクを効率的に実行できます。Pythonの標準ライブラリをマスターすることで、より強力なプログラムを作成できるようになります。