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パッケージ構造

Pythonのパッケージは、複数のモジュールをまとめたディレクトリ構造です。パッケージを使用することで、コードの整理と再利用が容易になります。ここでは、パッケージの基本的な構造と作成方法について説明します。

パッケージの基本構造

パッケージは、ディレクトリとして作成され、その中に複数のモジュールが含まれます。パッケージディレクトリには、__init__.pyファイルが必要です。このファイルは空でも構いませんが、パッケージの初期化コードを含めることもできます。

mypackage/
__init__.py
module1.py
module2.py

パッケージの作成

以下は、mypackageという名前のパッケージの例です。

__init__.pyファイル

__init__.pyファイルは、パッケージの初期化コードを含むことができます。

# mypackage/__init__.py

from .module1 import greet
from .module2 import add

モジュールファイル

パッケージ内のモジュールファイルには、通常のPythonコードを記述します。

# mypackage/module1.py

def greet(name):
return f"こんにちは、{name}さん!"
# mypackage/module2.py

def add(a, b):
return a + b

パッケージのインポート

パッケージをインポートするには、import文を使用します。

# main.py
import mypackage

# パッケージ内の関数を使用
message = mypackage.greet("太郎")
print(message) # 結果: こんにちは、太郎さん!

result = mypackage.add(3, 5)
print(result) # 結果: 8

サブパッケージ

パッケージ内にさらにサブパッケージを作成することもできます。サブパッケージも同様に__init__.pyファイルを含む必要があります。

mypackage/
__init__.py
subpackage/
__init__.py
module3.py

パッケージを使用することで、コードの整理と再利用が容易になります。パッケージの基本構造を理解し、効果的に活用しましょう。