関数の定義と呼び出し

Pythonでは、defキーワードを使用して関数を定義します。関数は再利用可能なコードブロックであり、特定のタスクを実行するために使用されます。

関数の定義

関数を定義するには、defキーワードの後に関数名、括弧内に引数リスト、そしてコロン : を続けます。関数の本体はインデントして記述します。

def greet(name):
    print(f"こんにちは、{name}さん！")

定義した関数は、その名前を使用して呼び出すことができます。引数が必要な場合は、括弧内に引数を渡します。

greet("太郎")  # 結果: こんにちは、太郎さん！

関数はreturn文を使用して値を返すことができます。return文がない場合、関数はNoneを返します。

def add(a, b):
    return a + b

result = add(3, 5)
print(result)  # 結果: 8

関数の最初の行に文字列リテラルを記述することで、関数の説明を追加できます。これをドキュメンテーション文字列（docstring）と呼びます。

def greet(name):
    """指定された名前の人に挨拶をします。"""
    print(f"こんにちは、{name}さん！")

print(greet.__doc__)  # 結果: 指定された名前の人に挨拶をします。

関数を定義して呼び出すことで、コードの再利用性と可読性を向上させることができます。関数の基本を理解し、効果的に活用しましょう。