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引数と戻り値

関数は引数を受け取り、処理結果を戻り値として返すことができます。引数と戻り値を適切に使用することで、関数の柔軟性と再利用性を高めることができます。

引数の種類

関数は位置引数とキーワード引数を受け取ることができます。

位置引数

位置引数は、関数呼び出し時に指定した順序で渡されます。

def add(a, b):
return a + b

result = add(3, 5)
print(result) # 結果: 8

キーワード引数

キーワード引数は、関数呼び出し時に引数名を指定して渡されます。

def greet(name, message):
print(f"{message}, {name}さん!")

greet(name="太郎", message="こんにちは") # 結果: こんにちは, 太郎さん!

デフォルト引数

デフォルト引数を使用すると、関数呼び出し時に引数を省略できます。

def greet(name, message="こんにちは"):
print(f"{message}, {name}さん!")

greet("太郎") # 結果: こんにちは, 太郎さん!

可変長引数

可変長引数を使用すると、任意の数の引数を受け取ることができます。

可変長位置引数

可変長位置引数は、*argsを使用して定義します。

def add(*args):
return sum(args)

result = add(1, 2, 3, 4)
print(result) # 結果: 10

可変長キーワード引数

可変長キーワード引数は、**kwargsを使用して定義します。

def greet(**kwargs):
for key, value in kwargs.items():
print(f"{key}: {value}")

greet(name="太郎", message="こんにちは") # 結果: name: 太郎, message: こんにちは

戻り値

関数はreturn文を使用して値を返します。複数の値を返す場合は、タプルを使用します。

def divide(a, b):
quotient = a // b
remainder = a % b
return quotient, remainder

q, r = divide(10, 3)
print(q, r) # 結果: 3 1

引数と戻り値を適切に使用することで、関数の柔軟性と再利用性を高めることができます。これにより、より効率的なプログラムを書くことができます。