リスト

Pythonのリストは、複数の要素を一つの変数に格納するためのデータ型です。リストはミュータブル（変更可能）であり、異なるデータ型の要素を含むことができます。リストの基本的な操作について説明します。

リストの作成

リストは角括弧 [] を使用して作成します。要素はカンマ , で区切ります。

fruits = ["apple", "banana", "cherry"]

リストのアクセス

リストの要素にはインデックスを使用してアクセスします。インデックスは0から始まります。

print(fruits[0])  # 結果: apple

リストの変更

リストの要素はインデックスを使用して変更できます。

fruits[1] = "blueberry"
print(fruits)  # 結果: ["apple", "blueberry", "cherry"]

リストの追加

リストに要素を追加するには、append() メソッドを使用します。

fruits.append("orange")
print(fruits)  # 結果: ["apple", "blueberry", "cherry", "orange"]

リストの削除

リストから要素を削除するには、remove() メソッドを使用します。

fruits.remove("blueberry")
print(fruits)  # 結果: ["apple", "cherry", "orange"]

リストのスライス

リストの一部を取得するには、スライスを使用します。

print(fruits[1:3])  # 結果: ["cherry", "orange"]

リストの内包表記

リスト内包表記を使用すると、リストを簡潔に作成できます。

squares = [x**2 for x in range(10)]
print(squares)  # 結果: [0, 1, 4, 9, 16, 25, 36, 49, 64, 81]

リストのメソッド

リストには多くの便利なメソッドがあります。以下にいくつかの例を示します。

• extend(): 他のリストの要素を追加します。

  fruits.extend(["grape", "melon"])
  print(fruits)  # 結果: ["apple", "cherry", "orange", "grape", "melon"]

• insert(): 指定した位置に要素を挿入します。

  fruits.insert(1, "kiwi")
  print(fruits)  # 結果: ["apple", "kiwi", "cherry", "orange", "grape", "melon"]

• pop(): 指定した位置の要素を削除し、その要素を返します。

  fruit = fruits.pop(2)
  print(fruit)  # 結果: cherry
  print(fruits)  # 結果: ["apple", "kiwi", "orange", "grape", "melon"]

リストはPythonで非常に強力かつ柔軟なデータ型であり、多くの場面で役立ちます。リストの操作をマスターすることで、効率的なプログラムを書くことができます。